離婚協議中にローン整理と残債について協議に。どう解決したらいいの？

ご相談内容

離婚協議中（相談時）にご相談を頂きました。
ご主人の浮気が発覚し、話し合った結果として離婚協議を進行中とのことです。
この協議の中で、ご主人の名義で住宅ローンを組んで購入された自宅マンションの処分が問題となりました。購入時に頭金400万円をご相談者様の両親が出し、ご主人が9/10、ご相談者様が1/10の持分があるため、慰謝料としてマンションを貰えないかとの相談でした。また、他に望ましい解決方法があればそれに沿って解決したい…と頂きました。

ご相談時の状況
家族構成	夫・妻（ご相談者様）・子ども1人
ローン残債	3100万円
物件時価	3000万円
毎月の返済額	16万3000円（管理費など含む）
収入	夫：38万円　ご相談者様：7万円

解決方法

本件は、財産分与後のローン支払いを踏まえて解決方法をご提案いたしました。結論から述べると、任意売却などによるローンの整理が望ましいとお伝えしました。
離婚に伴う財産分与でご主人の持分をご相談者様（奥様側）に移すことは可能でした。ただし、返済能力に対して住宅ローンの残債が多いため、支払いが厳しくなることが予想されました。
また、住宅ローンの支払も「たとえ相談者様に所有権を移転して住み続けたとしても、ご主人様が住宅ローンの支払いを滞らせてしまうと、支払い請求がご相談者様側に回る、将来競売に回ってしまう」…等のリスクがある点をお伝えしました。結果、任意売却による整理に同意を頂きました。

住宅ローン残債とマンションの売却金額がほぼ同額のため、ほとんどローン残債を残すことなく整理することができました。ご相談者様が希望された慰謝料としてのマンション譲渡はできませんでしたが、今後の生活に支障がない解決方法を取れました。
なお、約100万円の残債は、元夫へ「求償権」を行使することで持分（頭金分）をご主人に請求。ご主人の側で毎月分割による支払で合意となりました。

夫婦間で連帯保証人を結んだケースも、提携する弁護士と不動産アドバイザーによる連携で、円滑な解決が可能です。お悩みの方はお気兼ねなくお問い合わせください。必ず解決策はありますのでご連絡お待ちしております。

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